Asycubeは振動により、ワークをX軸、Y軸、Z軸方向に移動させます。
集まったり、固まったりした部品を、1個1個バラバラにして、ロボットや部品搬送装置に供給する装置をパーツフィーダーと呼びます。Asycubeはフレキシブルなパーツフィーダーです。産業用の代表的なパーツフィーダーに、ボールフィーダーがあります。
振動により、Asycube上に部品を落として供給する装置をホッパーと呼びます。
ピックアンドプレース
部品のハンドリングをする装置(産業用ロボットがその代表例)が部品を掴み、掴んだ部品をパレットなどの上に整列させるなど、位置決めする作業のこと。 Asycubeは、ロボットがパレタイズ作業をするために、部品を1個ずつバラバラにして、ロボットが掴めるようにフィードする装置です。
Asycubeの中で、「振動する板の部分」をプラットフォームと呼びます。プラットフォームを取り外して、部品として取り扱う場合には、「振動プレート」と呼ぶ場合があります。 HMIの画面上では、プラットフォームと表示されるため、Asycubeを利用する際に、プラットフォームという用語を知る必要があります。
視覚センサが認識するための画像を影絵のような白黒の画像とするために、カメラの反対側から部品に照明光を当てるために点灯するライトをバックライトと呼びます。
視覚センサが認識するための画像を得るために、対象部品の正面から部品に照明光を当てるために点灯するライトをフロントライトと呼びます。
Asycubeなどの製品に、電源や通信のケーブルを接続する仕様(コネクタ、ピン配置、電圧、電流仕様など)を電気的インタフェースと呼びます。
スピーカーの振動源をボイスコイルアクチュエータと呼びます。
人間と装置の間にあるコンピュータ上で動作するソフトウェアで、装置の状態を表示したり、装置に指令するために使用するものを一般に、HMIと言います。 Asyril製品を設定するために、Asyrilが製作、提供しているソフトウェアをHMI(または、Asyril HMI)と呼びます。
Asycubeの各アクチュエータの振動条件(振幅、周波数、位相、波形)を一組のセットとしたものを振動セットと呼びます。一度に26組の振動セット(ID1~ID26)をAsycube内に登録できます。
部品を上下動させて反転する動作をフリップと呼びます。
視覚センサで、部品の良否を判定するために、あらかじめ良品としてティーチングした部品の形状からどこまで違う部品を良品とするのか、その閾値をAccept Thresholdと呼びます。
通信の相手となる製品に送信するデータのことで、相手の製品の動作を指令するデータをコマンドと呼びます。Asycubeでは、PLC、ロボット、パソコンなどから、Asycubeにコマンドを送信して、振動の方法を指示します。
PLC間の通信方式として、数多くのPLCに使われて来た方式。通信方式がシンプルであるために、異なるメーカー間の通信方式として使われて来ました。 Asycubeは、PLC、ロボット、パソコンからコマンドを受信する方式としてModbusと通常のTCP/IP通信の2種類のどちらかを使用することができます。TCP/IP通信の場合は、Asycubeのコマンドをテキストで直接送受信します。
異なる通信方式を使っているシステムの間に設置して、通信データを翻訳して一方のシステムから他方のシステムに送信する装置。 Asyrilは、産業ネットワークの中にある通信の内、PROFINET,EtherCAT、CC-LinkとModbusを翻訳するゲートウェイを提供しています。
視覚センサが視覚認識する際の条件を言います。(画像領域、露出時間、点灯時間、待機時間、露光強度、部品モデル、エンプティピッキングゾーン(ロボットハンド用スペース)、一致度など)
ロボットが動作する経路上のポイントの位置、速度、待機時間などを設定する作業をティーチングと呼びます。 視覚センサでは、基準となる部品形状を設定する作業をティーチングと呼びます。
Cognex社(米)は、マシンビジョンを用いたコンピュータをによる画像計測処理装置のメーカーです。Cognex社が提供する画像処理ライブラリ(ソフトウェア)をCognexと呼ぶ場合もあります。